2011年7月8日金曜日

「ワン・トゥ・ワン・マーケティング」を実践するために顧客関係管理を行う

ワン・トゥ・ワン・マーケティングとは「One=自店」から「One=個客」への販売活動をさします。以前はマス・マーケティングという集団向けの販売活動が一般的でした。例えば配布エリアを限定せずにチラシをたくさん配布して土日に集客する戦略は、地域内の顧客は「みな同様なニーズを持っている」ことを前提にしたものだったのです。

 ワン・トゥ・ワン・マーケティングは下記のように経営の発想をまったく異なるものにした販売コンセプトです。例えば、顧客の獲得⇒顧客の維持では、チラシを配布するよりも、入店後の接客やポイント還元等によって顧客の離反を防ぐことに重点を移すのです。また、POSシステム等による商品(在庫)管理から顧客関係管理へと重点を変えるのです。「何が売れているのか」を統計的に分析するのではなく、「誰が、いつ、何を買っているのか」を継続的に、蓄積把握して分析していくのです。